太陽光パネルの仕組みから考える注意すべきポイント

2020/03/19│ブログ

太陽光パネルは、太陽の光を活用して電気を作り出すシステムのことです。
エコなエネルギーとして多くの人から注目を集めています。
太陽光パネルの仕組みや注意点などを詳しく解説します。

 

太陽光パネルの仕組み

太陽光パネルは太陽電池をいくつも繋げて設置します。
この太陽電池は太陽光を電気に変えることができる仕組みです。

日光は光エネルギーを含んでいるので、そのエネルギーを活用するのが太陽光パネルになります。
太陽光が太陽電池にあたると光電効果が起こるのがポイントです。

光電効果とは、金属に光が当たることで金属から電子が飛び出す現象を指します。
この電子の動きによって電気が発生し発電を行うことが可能です。

太陽光パネルは自然のエネルギーである太陽の光を活用する方法のため、エネルギーがなくなるという心配がありません。
石油や石炭などエネルギーは枯渇が心配されていますが、太陽光は無限に得られる再生可能エネルギーの一つです。

石油エネルギーは、このまま使用を続けると世界から50年ほどで採取できなくなると予想され、太陽光の有効活用がより一層求められています。
2ヘクタールに太陽光パネルを敷き詰めると、約1,000kWの電力を生み出すことが可能です。
ただ1年中、太陽光を得られるわけではありません。

太陽光パネルで電気を発電するためには晴天である必要があり、雨や夜、曇りの日では十分な発電はできませんので、その点は注意してください。

太陽光パネルの設置方法

太陽光パネルを設置する際には、いくつかの基本的なポイントがあります。

十分な電気を発電するための日射量が多い場所を選ぶこと、できるだけたくさんの太陽光パネルを設置できるように広い場所であること、発電した電気を送電するための送電線が使えることなどです。
住宅の屋根に設置する場合には、太陽光パネルの角度を調節するなどの工夫をすることで電力を得ることができます。

太陽光パネルの設置方法は、大きく分けて2種類です。

自力で設置する方法と専門業者に依頼して設置する方法になります。
自力で設置する場合には太陽光発電キットを買って設置を行うので、人件費のコストをカットすることができ比較的格安になるというのがメリットです。
キットになっているので設置作業は比較的簡単になっていますが、作業が苦手な人は手間取ることがあります。

また、実際に発電した電気を家などに接続するためには「第二種電気工事士」の免許が必要です。
そのため全部の作業を行うことができないことも考えられます。

専門的な資格が必要な作業のみ業者に依頼するという方法もできますので検討してみましょう。
専門の業者に依頼すれば、全ての作業をお任せすることができるので簡単です。

設置にかかる費用は太陽光パネルを設置する面積などによって異なります。
業者を選ぶ際には費用の安さなどで安易に決定すると、後々に問題が起きてトラブルになることもありますので注意が必要です。

報告のあったトラブルとしては、設置する際に防水加工などの処置をせずにドリルで穴を開けて設置したため雨漏りを起こしたというものがあります。
そのほかにも、屋根の強度が太陽光パネルの重みに耐えられずに屋根が破損するなどのトラブルや、火災などのトラブルがあるのが特徴です。

信用できる業者を選び、太陽光パネルの設置を正しく行いましょう。

太陽光パネルにおける問題点や注意点とは?

太陽光パネルを活用する際の注意点には、発電の安定性があります。

太陽の光を活用するため、太陽光パネルには日照量が重要です。
そのため、安定して良く日の当たる場所を選びましょう。

曇りや雨の日が多い土地柄は太陽光パネルには適していません。
また見落としがちなのが、見た目です。

太陽光パネルを自宅の屋根いっぱいに設置すると、あまり見た目が良くないというデメリットがあるので注意が必要です。
設置をする際には家の周辺から、どのような見え方をするのか確認しておきましょう。

次に太陽光パネルの問題点として「反射光」も十分な配慮が必要です。
反射光とは、太陽光パネルから反射する光のことを指しますが、近年はこの反射光によるご近所トラブルが多く発生しています。太陽光パネルの角度によっては光を反射し、まぶしさを感じるという可能性があります。

1日のうちのわずかな時間や家の外壁への反射光なら大きな問題にはなりにくいです。
ただし長時間まぶしかったり、リビングなどに反射光が入り込んで生活の邪魔になる場合には大きなトラブルへと発展しかねません。

ただ光が当たるだけではなく、反射光による室温の上昇の被害も報告があります。
夏に反射光の影響によって部屋の温度が上昇した場合には、生活や健康に支障をきたすこともあるので注意してください。

場合にはよっては太陽光パネルの撤去を求められたり、損害賠償の支払いを求められるなどの深刻な事態にもなってしまいます。
トラブルの結果、太陽光パネルを撤去することになったというケースもありますので、細心の注意を払いましょう。

太陽光パネルは周囲との調和がポイント!

クリーンなエネルギーを得られることから太陽光パネルは人気のシステムです。

ただし、設置の際には近所迷惑にならないように、しっかりと対策を行いましょう。

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